犬や猫もトコジラミに刺される?ペットをトコジラミから守る方法を解説
トコジラミがペットに与える影響
トコジラミは基本的に人間の血を好みますが、環境によっては犬や猫などのペットの体に移動し、刺されることもあります。特に、毛の少ない部分(耳の内側やお腹など)が狙われやすく、強いかゆみや赤い斑点が現れることがあります。かゆみが続くと、ペットが頻繁に体を掻いたり、壁や床に体をこすりつけたりする行動が見られるようになります。
トコジラミに刺された際のかゆみは非常に強く、ペットにとって大きなストレスになります。特に高齢の犬や猫、皮膚が敏感なペットでは、過剰な掻きむしりによる皮膚炎や傷が悪化し、細菌感染を引き起こす可能性があります。また、ストレスが長期間続くと食欲不振や体調不良を引き起こすこともあるため、異変に気づいたら早めに動物病院で診察を受けることが大切です。
また、トコジラミはペットの寝床や毛布、クッションなどに潜むことがあり、夜間に活動してペットの周囲に広がる可能性があります。知らず知らずのうちに、ペットが別の部屋へ運んでしまうこともあるため注意が必要です。
ペットをトコジラミから守るための予防策
犬や猫などのペットをトコジラミの被害から守るための方法としては、以下の3点が考えられます。
- ・定期的な清掃と洗濯
- ・ペット専用の防虫対策
- ・トコジラミが潜みやすい場所を定期チェック
定期的な清掃と洗濯
ペットの寝床やブランケット、クッションなどは定期的に高温洗濯(60℃以上)し、乾燥機で十分に乾燥させることが大切です。また、床や家具の隙間をこまめに掃除機で清掃し、トコジラミの侵入を防ぎましょう。
ペット専用の防虫対策
ペットの寝床周辺に、天然由来の防虫スプレー(シトロネラオイルやティーツリーオイルを含むもの)を使用するのも効果的です。ただし、猫や犬によっては特定の成分が有害となる場合があるため、ペットに安全な製品を選びましょう。
また、スプレーだけでは完全な駆除には繋がらないため、他の抜本的な対策と併用する手段として考えてください。
トコジラミが潜みやすい場所を定期チェック
ペットの寝床だけでなく、カーペットやソファ、カーテンの裏など、トコジラミが隠れやすい場所を定期的にチェックし、早期発見に努めましょう。黒い斑点(糞の跡)や抜け殻が見つかった場合、すぐに駆除対策を開始することが重要です。
トコジラミの駆除は専門業者へ
トコジラミは熱に弱いため、ペット用品はできるだけ高温で洗濯・乾燥し、スチームクリーナーを使用して寝床や家具の隙間にいるトコジラミを駆除することができます。また、殺虫剤を使う方法もありますが、ペットのいる環境では、化学成分の強い殺虫剤の使用は避け、ペットに安全な駆除剤を使用することが大切です。
ただ、個人で駆除するのには限界があり、誤った対策をすることでかえってトコジラミの繁殖を招いてしまうこともあります。
そのため、トコジラミの駆除はプロの専門業者に依頼することをおすすめします。
ペットの健康を守るためにも、安全な方法でトコジラミを徹底的に駆除してもらいましょう。
まとめ
トコジラミは人間だけでなく、ペットの生活環境にも影響を与える害虫です。定期的な掃除や洗濯、防虫対策を徹底することで、トコジラミの被害を最小限に抑えることができます。しかし、発生してしまった場合は、早めに適切な駆除対策を行い、必要に応じて専門業者の力を借りることが重要です。大切なペットと快適に暮らすために、トコジラミ対策をしっかりと実施しましょう。
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