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【2025年最新】トコジラミ被害が再拡大中。昨年比で高水準のまま、万博による流入リスクも
トコジラミの発生が全国で再び拡大中
2025年現在、日本国内のトコジラミ(南京虫)の発生は都市部や観光地を中心に再び拡大しており、特にインバウンドの回復が大きな要因とされています。最新の調査報告によれば、宿泊施設や人口密集地域で相次ぎ被害が確認されており、以前より周知されてきた「トコジラミマップ」などを活用した予防情報の重要性が改めて高まっています。
昨年からの増加傾向、2025年も高水準を維持
昨年との比較では、2023〜2024年にかけてトコジラミの相談件数や被害報告は顕著に増加しました。例えば大阪府では、2023年度の相談件数が326件と前年から大きく増加し、2024年度も約283件と依然高水準でした。2025年に入ってからも、大阪府が2月時点で「被害が増えている」と注意喚起しており、実質的には前年以上の警戒が必要と考えられます。
万博の開催と高温気候が被害拡大の要因に
今年の特徴として特筆すべきは、2025年4月に始まった大阪・関西万博にともなう訪日外国人の急増です。4月の訪日外客数は390万人を超え、過去最多となり、人の移動とともにトコジラミが持ち込まれるリスクが高まっています。また、日本国内の気温が25℃を超えるとトコジラミは活発に繁殖するため、夏季にかけてさらなる被害の増加が予測されます。
白書公開で明らかにされた現場の課題と対策
2025年には「トコジラミ白書2025」という調査報告書も公開され、駆除の難しさや薬剤耐性の問題、宿泊施設での対策強化の必要性が明記されました。定期的な清掃、寝具の管理、隙間の封鎖、そして専門業者による点検など、組織的な予防対策が今後ますます求められます。
予防の基本は「知ること」と「備えること」
旅行者や居住者にとっては、トコジラミマップや口コミ情報の活用、荷物・寝具の点検、高温洗濯・乾燥といった日常的な予防行動が不可欠です。今後も発生状況のモニタリングと情報発信を続け、安心して暮らせる社会環境づくりを進めていくことが求められます。
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